上田市の信大繊維学部の学生有志が独自にデザインした軍手「軍手ィ(ぐんてぃ)」の本年度の販売が10日、同市常田のコワーキングスペース「HanaLab.(ハナラボ)」内の「オンデマンドリメイク」などで始まった。小学校高学年向けの子ども用サイズが初めて登場し、6種類の柄を用意。大人は男性用、女性用の2サイズで、鮮やかな色合いの16種類が並ぶ。 オンデマンドリメイクではこの日、同市中央6の清住要三(ようぞう)さん(62)が子ども用を二つ買い求め、「親戚の小学生の女の子に贈る」と話した。 今回は、競泳の柴田亜衣さん、女子サッカーの丸山桂里奈さんら五輪に出場した女子選手5人が「サポーター」として販売に協力。チラシに名前などが載っている。 軍手ィを企画、販売する「ハナサカ軍手ィプロジェクト」の取り組みは4年目。本年度は初めて、県内の全小学1年生約1万8千人に、売り上げで作った「ちび軍手ィ」を贈る計画。計画実現には2万組以上を売る必要があるといい、代表の冨田孝行さん(21)=上田市常入=は「1人でも多くの子どもに笑顔を届けたいので協力を」と呼び掛けている。 軍手ィは同市中心部の25店舗の他、長野、松本、伊那の各市で1組500円で販売している。販売店舗も募集中。問い合わせは冨田さん(電話080・5306・1911)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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