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中ア高山帯で鹿を確認 南信森林管理署

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 中央アルプスの標高2600メートル付近で昨年、ニホンジカが確認されたことが19日分かった。南信森林管理署(伊那市)が登山道付近に設置したカメラに写っていた。同森林管理署が中アの高山帯で鹿の映像を撮影したのは初めて。  同日、伊那市で開かれた南アルプス食害対策協議会で同管理署が報告した。伊那谷東側の南アで激増し、高山植物の食害が深刻になっている鹿は天竜川を渡って西側へ生息域を広げている。中アの高山帯でも確認されたことで本格的な対策が求められそうだ。  同管理署によると、カメラは昨年9月上旬~11月上旬、駒ケ岳(2956メートル)山頂近くの2610~2770メートルの登山道沿いに10台を設置。10月25日夕から26日未明に3台に鹿が写っていた。角がある雄で、同じ個体とみられる。  カメラによる調査は2012年度に始め、高山帯に10台、標高1600メートル付近の亜高山帯に5台を設置。13年度は高山帯に10台、亜高山帯に8台を設置した。亜高山帯では両年度とも鹿が写っていた。亜高山帯では12年度からわなも設置しているが、捕まっていない。  カメラとわなは14年度も設置する方針。同管理署の松嶋克彰・森林技術指導官は「鹿が高山帯に侵入していることが初めて映像で確認された。自治体などと協力して実態把握を進めたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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