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準備したのに…駅伝、雪で中止 天龍中「もてなし」商品22日販売

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 下伊那郡天龍村天龍中学校(生徒14人)の生徒有志が22日、自分たちで収穫した村特産の竜峡小梅や茶葉を使った菓子などを村中心部にある村観光施設「龍泉閣」で販売する。村内を主会場として16日に開催予定だった第46回天龍梅花駅伝の会場で販売する計画だったが、駅伝は大雪で中止に。村内では孤立集落が発生するなどの影響も出たことから、生徒たちは村を盛り上げようと意気込んでいる。  小梅は村内の梅園、茶葉は学校敷地内の茶畑で収穫した。これらを使って生徒が作った商品は「お茶チョコ」「梅クッキー」「梅ふりかけ」「若鮎茶」の4品。若鮎茶は500円、ほかは100円。販売時間は午前9~11時だが、完売とともに終了する。  生徒たちは2010年度から、「梅花プロジェクト」と銘打って自分たちで作った菓子などを駅伝当日に販売し、選手らをもてなしてきた。今回は2月13、14日に商品を作り、袋詰めした。  人口約1560人の天龍村にとって駅伝は一大イベント。今回は招待参加の佐久長聖高校(佐久市)を含む県内外の142チーム、約850人の出場が見込まれていた。  梅花プロジェクトのリーダーで3年の熊谷美咲さん(15)は「中学校生活最後の駅伝が中止になったのは残念だけれど、その分、22日は村を盛り上げたい」と話す。  駅伝の練習に訪れる選手を応援しようと、特別メニュー「牛スタミナ梅花丼」を提供した龍泉閣のチーフ太田久志さん(58)は「生徒たちの前向きな姿勢は明るい話題」。梅花丼は1月28日~2月16日に100杯ほどが売れたといい、村に活気が出るよう、4月から定番メニューにすることも検討している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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