長野市北長池のエムウェーブで22、23日に、動物などをかたどった氷像15体が並ぶ「氷の彫刻展」が開かれる。21日午後に県内外のホテルやレストランの調理師らが作業を始め、訪れる市民らに驚き、喜んでもらおうと、気持ちを込めて氷に向き合った。 調理師らはチェーンソーやのこぎりなどを使い、積み重ねた氷の固まりから白鳥や熱帯魚、開催中のソチ冬季五輪にちなんだ聖火台など、さまざまな氷像を削りだした。イルカと五輪マークを作っていた北佐久郡軽井沢町のホテル調理師、山崎紀夫さん(44)は「動きを表現し、見た人に楽しいと思ってもらいたい」と意気込んでいた。 彫刻展では、五輪のスピードスケート日本代表がエムウェーブで練習を重ねたことから、会場の大型画面で選手が活躍する場面を収めたVTRを放映。ダンスや太鼓などのステージも楽しめる。スケートリンクも無料開放する。 長野市、信濃毎日新聞社、エムウェーブでつくる実行委員会主催で14回目。入場無料。両日とも午前10時から午後6時。問い合わせはエムウェーブ(電話026・222・3300)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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