県内2校目の公立中高一貫校として4月に開校する諏訪清陵高校付属中学校(諏訪市清水)は22日、新校舎の見学会を開いた。2月上旬に完成し、一般公開は初めて。住民や入学予定の児童、清陵高の卒業生ら計約70人が訪れ、真新しい校舎を見て回った。 県建設部施設課の担当者が校舎の特徴を説明。六つある教室は床にヤマザクラ、壁にヒノキの県産材を使い、「日当たりに考慮して配置した」とした。環境に配慮した「エコスクール」を目指し、屋根に太陽光発電パネルを設けたことや、外の明るさに応じて教室内の照明を自動調整する仕組みなども説明した。 今春、入学予定の岡谷小6年の浜若菜さん(12)は「きれいな校舎でうれしい」と笑顔。母親の美香子さん(41)は「教室と廊下の仕切り戸が全開できるので開放感がある。内装に使っている木の香りもすごくいい」と話した。 付属中には80人が入学予定で、4月5日に開校式と入学式を開く。(長野県、信濃毎日新聞社)
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