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「ぎんれい」28日打ち上げ 須坂で「可視光通信実験」テスト

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 信州製超小型人工衛星「ShindaiSat(シンダイサット)」(愛称・ぎんれい)のプロジェクトを進めてきた信州大工学部(長野市)の中島厚特任教授(66)や学生らが26日、衛星で行う超長距離「可視光通信実験」のテストを須坂市相之島の千曲川の堤防で行った。28日の打ち上げを控え、データの受信システムに改良の余地がないかなどを確認した。  10センチ四方のアルミ板に取り付けた4個の発光ダイオード(LED)から、データを光の強弱に置き換えて送信。受光装置を取り付けた望遠鏡で正確に受信できるかどうか点検した。LEDと受光装置の間の距離は、約550メートルと約1・1キロの2通りで試した。  中島特任教授によると、堤防上の残雪に反射した日光が妨げになったが、おおむね順調にデータを送受信できた。ぎんれいの打ち上げ後、可視光通信を始めるまでにさらにテストする予定だ。  信大工学部4年の伊藤圭亮さん(22)は「夏の炎天下や真冬の寒さの中、この堤防の上で実験を続けたことを思い出す」と感慨深げ。中島特任教授は「まずは打ち上げが成功し、軌道に乗ってほしい。そこからが長い実験の始まり」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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