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自転車講習に「シミュレーター」 県警が6月から活用

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 県内で昨年、自転車の中学生が事故に遭い死亡するなどの事故が相次いだことなどを受け、県警は6月から、自転車の疑似走行体験で安全運転ができているかどうかを確認する「自転車シミュレーター」を導入した自転車講習会を始める。年代に応じた危険箇所が把握でき、運転の仕方を学習できる点が特徴だ。  小学校低学年、高学年、中学生以上、高齢者の4段階があり、目的地は学校、塾、スーパー、商店街の四つ。画面上に表示されたコースで自転車の運転を体験し、後方確認した後に自転車を発進させたかなど安全運転ができているかコンピューターが評価する。その結果、車の事故から身を守り、歩行者への安全も高めることができるという。  県警交通企画課によると、自転車が絡んだ昨年の交通事故は、前年比121件減の1051件で、死者(発生から24時間以内)は同3人減の4人だった。一方で長野市内の交差点で女子中学生がトラックにはねられ死亡したほか、長野市内で男子中学生、諏訪郡原村で男子高校生がともに車にはねられ意識不明の重体となり、その後に死亡するなど、若年者が重大事故に巻き込まれる事例があった。  自転車シミュレーターは昨年、一般社団法人日本損害保険協会(東京)から寄贈された。県警は6月から1年間、高齢者や小中学生対象の自転車講習会で使用する予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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