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松本で雪崩 懸念的中、県など警戒呼び掛け

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 松本市と岐阜県を結ぶ国道158号で起きた27日の雪崩。14日からの豪雪の影響で県内山間部の斜面には積雪が多く残っており、県など道路管理者や長野地方気象台は、雪崩の発生を懸念していた。同気象台によると、気温は今週末まで高めに推移する見込みで、県や県警は警戒するよう呼び掛けている。  27日日中の最高気温は松本(松本市沢村)で9・7度(平年比2・3度高)、奈川(同市奈川)は5・7度(同1・9度高)と、雪解けが進みやすい状況だった。同気象台は18日から県内全域に雪崩注意報を出した上で、26日に県気象情報を発表し、同日から28日まで雪崩と融雪に特に注意するよう呼び掛けていた。  国道158号を管理する県松本建設事務所(松本市)は、積雪が残るのり面などのパトロールを強化。27日に雪崩が発生した場所は26日にパトロールしたが、異常は見つからなかった。現場は落石防止の防護ネットがあったが、雪はその上を乗り越えて崩れたとみられる。同事務所は「見ただけでは分かりづらい危険箇所もある。少しでも危険を感じたら、建設事務所まで連絡してほしい」としている。  県道路管理課によると、積雪や雪崩の恐れなどで通行止めとなっている県内の県道や県管理の国道は27日現在、国道158号以外に佐久市内や塩尻市内など計6路線。最新情報は県ホームページで提供し、雪崩の発生しやすい場所や兆候なども写真やイラスト付きで紹介している。  松本署は「雪崩の危険性がある時は極力山間部に行かないで、どうしても行く場合は、事前に情報を集めてから向かってほしい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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