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フェンシングの町、発信へ 箕輪町が五輪選手団の合宿誘致検討

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 全国にフェンシングの町を発信しよう―。2020年の東京五輪に向けて、上伊那郡箕輪町が選手団の事前合宿誘致を検討している。同町は1978(昭和53)年の「やまびこ国体」でフェンシング会場になって以来、競技が盛ん。宿泊場所や設備などの課題はあるが、これまでの蓄積を生かし、PRを狙う。  町内には小学生向けのフェンシングクラブがある。箕輪中学校のフェンシング部は中学、高校で国際大会に出場する生徒を輩出。五輪など国際大会で活躍する選手の育成を目指す日本オリンピック委員会(JOC)エリートアカデミーに所属する同町出身の高校生もいる。県フェンシング協会事務局は町文化センターに置かれている。  町内では、主に中高生年代向けの「カデ・エペ」と「ジュニア・エペ」の両全国選手権大会が開かれ、試合用コートの「ピスト」、剣が体に当たると反応する審判機などの器具はそろっている。一方、やまびこ国体以降、シニアの全国大会の開催はなく、国際大会も未経験だ。  フェンシングは防具などを着込む。町の担当者は、夏季の合宿には冷房設備が必要になると予想。同町で練習や大会の会場になっている体育館には設備がなく、「大都市圏など他地域と比べると課題が多いが、2020年に向けて準備していきたい」とする。平沢豊満町長は「町内で開かれる大会を通じて、オリンピックに出場する選手の育成を図っている」とし、合宿誘致に意欲を見せる。(長野県、信濃毎日新聞社)


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