佐久市新子田の独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場で、子ヤギが次々と生まれている。今シーズンは3日に出産が始まり、13日夕までに26匹が誕生。4月下旬までに60~70匹が生まれる予定だ。 同支場は130匹余のヤギを飼育。搾乳用のザーネン種という白い体毛のヤギが中心だ。出産予定の雌は42匹おり、1匹が1~2匹の子を産む。人に慣れるように、生まれるとすぐに母親から引き離され、職員が母親から搾った乳を与える。 13日、午前9時ごろから40度ほどに温められた乳を飲んでから畜舎の外の囲いに放された子ヤギは、外の風景に興味津々。囲いの中を走り回ったり、跳びはねたりしていた。 2カ月で離乳、生後半年ほどで搾乳や繁殖のため、全国の畜産農家に送られる。同支場種苗業務課の田中翔子さん(25)は「たくましく成長してほしい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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