栄村、笑顔で「前へ」 県北部地震から3年、道路や農地復旧
県最北端の下水内郡栄村で震度6強を観測した県北部地震から12日で3年。大きな被害を受けた住宅や道路、農地はほぼ元の姿に戻った。ただ、1日現在の村の人口は2159人となり、地震前の11年3月1日から約170人減少。人口減少に歯止めは掛からず高齢化も進むが、住民たちはゆっくりと立ち上がろうとしている。...
View Article桜開花6地点で1日早まる アンズは前回予想と同じ
日本気象協会(東京)は12日、県内10カ所の桜と千曲市のアンズの開花予想を発表した。前回(5日)と比べ、桜は10地点のうち6地点で1日早めた。飯田と天竜峡を除き、信州の桜の開花は4月中旬に集中しそうだ。アンズの開花は前回予想と同じ9日だった。...
View Article被災地から支援「恩返し」 石巻の農協職員が松本地方でハウス撤去
東日本大震災被災地の宮城県石巻市に本所がある「いしのまき農協」の職員が12日、松本地方を訪れ、2月の大雪被害で倒壊した農業用ビニールハウスの撤去作業の手伝いを始めた。同農協は、松本ハイランド農協(本所・松本市)と昨年12月、災害時に互いに支援し合う「姉妹JA協定」を結んでおり、松本地方からの復興支援に感謝し「やっと恩返しができる」と作業に汗を流した。...
View Article長野・松本の政経懇談会 周遊観光へ連携確認
長野、松本両市の市長や商工会議所会頭らが連携の在り方などを話し合う「政経懇談会」が12日、松本市で開かれた。両市、商議所の関係者ら約60人が出席。2015年春の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸と善光寺御開帳に向け、両市を周遊する観光ルート構築やPRなどに協力して取り組むことを確認した。...
View Article松くい虫防除の農薬空中散布 上田市、14年度も実施せず
上田市の松くい虫防除対策協議会(会長・母袋創一市長)は12日、2014年度も有人ヘリによる農薬空中散布をしない方針を決めた。散布中止は09年度から6年連続となる。県によると、13年度の県内の松枯れ被害量は過去最悪となる見通しで、地域別では上田小県地域が最も深刻。市内で開かれた会議では、散布再開を求める意見も出たが、市側は健康被害への懸念を理由に中止に理解を求めた。...
View Article13年の県内火災322件増1143件 過去10年間で最多
県内で昨年1年間に発生した火災は前年比322件増の1143件(速報値)に上り、過去10年間で最多だったことが12日、県消防課のまとめで分かった。下草火災などを含む「その他」が前年の1・9倍の516件、林野火災が3倍の66件に上り、全体を押し上げた。...
View Article「安曇野スイス村」売店、売上金収支に不明点
あづみ農協(本所・安曇野市)の関連会社「インターノースあづみ野」が経営する安曇野市豊科南穂高のドライブイン「安曇野スイス村」の売店で、売上金をめぐる不祥事案があり、同社が調査していることが12日、分かった。社員による着服の疑いも含めて調べている。...
View Article「3・12栄村」復興願う明かり 県北部地震3年
震度6強の揺れが県最北端の下水内郡栄村を襲った県北部地震から3年となった12日夜、栄村復興支援機構「結い」が復興を願う「3・12灯明祭」を、村の鉄路の玄関口、JR飯山線森宮野原駅前で開いた。ボランティアらが作った雪山にろうそくの明かりで「3・12栄村」の文字が浮かび上がり、集まった村民やボランティアは復興への思いを新たにした。...
View Article子ヤギたくましく育って 佐久の家畜改良センターで次々誕生
佐久市新子田の独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場で、子ヤギが次々と生まれている。今シーズンは3日に出産が始まり、13日夕までに26匹が誕生。4月下旬までに60~70匹が生まれる予定だ。...
View Article縄文人の思想に迫る 茅野で4月、土器から読み解く公開討論
諏訪地方の歴史研究家らでつくる研究会「スワニミズム」は4月5日、縄文時代の土器の形や模様から当時の思想を読み解く公開討論会を、茅野市の茅野市民館で開く。「月・子宮・女神 縄文土器図像解読の最先端」と題し、北海道考古学会の大島直行会長と地元研究者2人が、縄文人の世界観や生命観、土器や土偶に込めた思いなどについて意見を交わす。...
View Articleヘリで救助の3人23日ぶり帰宅 豪雪で佐久の集落孤立
県内でも大きな被害が出た記録的な豪雪から14日で1カ月となる。雪で集落が孤立状態となり、2月18日に県消防防災ヘリコプターで救助された佐久市広川原地区の3人は13日、23日ぶりに自宅に戻った。市が用意した施設で共同生活を送りながら、集落に通じる県道の安全が確認されるのを待った。ようやくの帰宅に、3人は「ほっとした」と笑顔を見せた。...
View Article大雪で解雇など雇用に影 富士見・原の農業生産法人施設に被害
2月の記録的な大雪で、諏訪郡富士見町と原村では農業生産法人の生産施設が大きな被害を受け、一部では従業員を解雇したり、配置転換を余儀なくされるなど雇用にも影響が生じている。特に富士見町は、農業振興の切り札として県外を含む法人誘致に力を入れてきただけに、撤退や生産縮小につながらないかを懸念している。...
View Article明治の資料に見る五郎兵衛新田の村 佐久の記念館で企画展
佐久市甲の五郎兵衛記念館は23日まで、企画展「明治時代初期の村~五郎兵衛新田村とその周辺の町村を通じて~」を開いている。学制や徴兵制度に関する明治初期の資料約30点を展示。当時の五郎兵衛新田村(旧浅科村を経て佐久市)や周辺の村の様子がうかがえる。...
View Articleアレルギー専門外来設置へ 安曇野の県立こども病院
県立こども病院(安曇野市)は13日の運営協議会で、4月から花粉症や食物アレルギーなどのアレルギー専門外来を開設する方針を明らかにした。アレルギー源を特定する検査や治療ができる専門医1人と管理栄養士などを配置する。...
View Article長野の一家殺害で二審無期 池田被告側が上告
長野市真島町の自営業金文夫さん=当時(62)=ら一家3人が殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた金さんの事業グループ社員池田薫被告(38)=長野市吉田=の弁護人の高橋俊彦弁護士(東京)は13日、二審東京高裁判決について「事実認定に不満がある」として上告した。二審判決は、死刑とした裁判員裁判の一審長野地裁判決を破棄して無期懲役とした。東京高検は12日に上告を断念したと発表している。...
View Article北陸新幹線の金沢延伸開業 15年3月14日有力
JR東日本の原口宰(つかさ)・常務鉄道事業本部副本部長(営業・観光振興担当)が13日までに都内の本社で信濃毎日新聞のインタビューに応じ、2015年3月に予定する北陸新幹線(長野経由)の金沢延伸開業の期日について、新型車両E7系による延伸区間の試運転が順調に進めば、春のJRダイヤ改正日が「一番素直な考え方だ」と述べた。...
View Article県内企業ベア実施の動き 好調の自動車業界関連メーカー
2014年春闘で、自動車関連など一部の県内企業にベースアップ(ベア)実施の動きが出ていることが13日、分かった。大手メーカーで相次ぐベア実施の動きに引っ張られ、近年見送ってきたベアの容認に転換。ただ、県内企業の業績回復にはばらつきもあり、固定費の増加につながるベアが広がるかは不透明な状況だ。...
View Article坂城の上信越道で3台絡む事故 女性が意識不明か
14日午前2時50分ごろ、埴科郡坂城町南条の上信越道下り線で、長野市川中島町原の会社員三浦美佳さん(23)の軽自動車が中央分離帯に衝突して停止し、後方から来た富山市の運転手浦本勝彦さん(39)の大型トラックと東京都町田市の運転手谷沢修さん(34)の中型トラックが相次いで衝突した。三浦さんは長野市内の病院に運ばれたが、県警高速隊によると、脳挫傷などで意識不明の重体とみられる。...
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