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デジタル地図を手に、伊那谷の遺産巡り 制作委がアンドロイド版開発

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 伊那市立図書館や住民らでつくる「高遠ぶらり制作委員会」は、地図を情報端末に映して散策できるソフト「高遠ぶらり」の「アンドロイド版」を開発した。国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)と共同で、主に伊那谷の治水や砂防の遺構などを紹介する「デジタルガイドマップ」も作成。従来のiPad(アイパッド)とiPhone(アイフォーン)、米グーグル社の基本ソフト「アンドロイド」搭載機種の両方で見られるようにした。  同事務所は、自然災害に向き合った先人の足跡を防災教育や地域振興に生かそうと、「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト」を進めている。有識者らの委員会がこれまでに、堤防や街道、祭りなど98件を「遺産」に選んだ。  同マップは、天竜川の河岸段丘など伊那谷に特徴的な地形が分かる鳥瞰図(ちょうかんず)。遺産のうち、岡谷市の「びったら橋」、伊那市高遠町の美和ダムなど89件の関係する場所をクリックすると、写真や歴史的背景の説明が見られる。衛星利用測位システム(GPS)機能で現在地も分かる。  制作委は高遠の城下町の古地図や、南アルプスジオパークの見どころの地図を作り、高遠ぶらりの内容を充実させてきた。事務局の諸田和幸さん(29)は「機種を問わず多くの人に使ってもらえる。地域の人にいろいろな形で活用してほしい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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