松本署は17日、郵便法違反(郵便物の隠匿)の疑いで、安曇野市の豊科郵便局の男性社員(40)の書類を地検松本支部に送った。 送検容疑は1月30日、同日に配達予定だったはがきなどの郵便物394通を自分の車の中に隠した疑い。容疑を認めている。 同署と日本郵便信越支社(長野市)によると、同社員は期間雇用。1月30日、勤務時間内に配達を終わらせることができず、勤務時間外の夜間に配達をしようとしていた。同日午後10時50分ごろ、松本市内で単独の物損事故を起こし、事故処理に当たった松本署員が車内に郵便物があるのを見つけて発覚した。 信越支社によると、同社員は1月31日から勤務停止になっている。隠していた郵便物は同日中に他の社員が配達した。 同支社は「社員が犯罪を起こし、信頼を損なうことになり誠に申し訳ない」とし、書類送検された社員については「事実関係を調査した上で厳正に対処する」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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