9月14日に任期が満了するのに伴う飯山市長選で、現職の足立正則氏(62)=無所属、飯山=が再選を目指して立候補する意向を固めたことが17日、分かった。市議会3月定例会最終日の19日の本会議で正式表明する。 足立氏は飯山市出身。東京工業大を卒業後、市職員になり、総務部長や、副市長などを歴任。石田正人前市長の引退を受けて新人同士の一騎打ちとなった2010年の前回選で初当選した。足立氏は「JRと連携した広域観光や、移住・定住施策を進め、人口減少に歯止めをかけたい」と話している。 飯山市は15年3月に予定する北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業を生かした活性化が最大の課題。市長選では、未活用の土地がある駅周辺の整備、観光振興や産業誘致の具体策が争点となりそうだ。 同市長選ではほかに、前回選で足立氏に敗れた新人で元総務省大臣官房審議官の江沢岸生氏(60)=無所属、照里=が、昨年8月に出馬表明している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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