第30回アテネクラシックマラソン大会参加のためギリシャを訪れている長野オリンピック記念長野マラソン大会組織委員会の派遣団は現地時間の12日、長野市の昭和小学校と交流を続けている2小学校を訪問した。 交流活動は2年ぶり。派遣団から信濃毎日新聞社に入った連絡によると、派遣団団長の堀内征治・長野市教育長は、昭和小児童が作った折り鶴などを手渡し、「昨年は残念ながら来ることができなかったが、マラソン発祥の地を再び訪れることができて大変うれしい」とあいさつした。 アテネクラシックマラソンのスタート地点近くにあるマラトン第1小学校では、全校児童約300人が小旗を振りながら出迎え。派遣団は長野マラソンのピンバッジやこま、けん玉を贈った。児童たちは日本語で唱歌「故郷(ふるさと)」を合唱、民族舞踊も披露し、派遣団のメンバーも踊りの輪に加わった。 コスティナギトナ学園では、児童の作品を交換し、交流の継続を誓い合った。 交流は長野冬季五輪の一校一国運動がきっかけで始まった。昨年は東日本大震災の影響などで派遣団を送れなかったが、2年ぶりに復活した。来年4月21日の第15回長野マラソン大会では、ギリシャからの派遣団が昭和小学校を訪問する予定。(長野県、信濃毎日新聞社)
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