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渡部暁斗選手が帰国会見 安堵と意欲「4年後へしっかり準備」

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 ノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)が18日、個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得したソチ五輪の閉幕後、初めて成田空港に帰国した。今回の遠征は1月半ばに出国し、五輪を挟みワールドカップ(W杯)が続いた長丁場。渡部暁は五輪での達成感から安堵(あんど)の表情を見せ「体だけでなく、頭も最高に疲れている。ひとまず布団に入ってゆっくり寝たい」と語った。  W杯総合優勝を最大目標に据える渡部暁。五輪前に周囲の期待から金メダル宣言したことで「自分に重圧をかけ、本当に取れるのかという不安もあった」と明かした。五輪最初の試合で銀メダルを取り「金とは違ったが、一つのステップになった」と自己評価。複合20年ぶりのメダルに「強化の期間に加え、運も味方してくれた。4年後に対してもしっかり準備したい」と強調した。  W杯最終戦で2季ぶりの勝利を飾り「五輪後で皆が疲れている中で勝てた」と気持ち良く今季を締めくくれた。W杯個人総合は昨季に続き3位。一昨季の2位と合わせ、安定感が際立つ。来季の課題には「ジャンプの安定感」を挙げ、「五輪はたまたま。シーズンを通しては良くなかった。これで落ち着いて考え直すことができる。ジャンプの選手も参考にしたい」と意欲的だった。  県内に戻ってからは、あいさつ回りなどをしながら大型連休前まで休養を優先する。今春には弟の善斗(早大・白馬高出)も北野建設に加入。渡部暁は「頭も体もフレッシュな状態に戻し、来季もW杯総合優勝を狙いたい。(ジャンプ女子の高梨)沙羅ちゃんみたいに年間に何勝も挙げたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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