駒ケ根市南割の畑で1株のフキノトウが36個のつぼみを付け、市は18日、どんな分野でも一番を表彰する市民チャンピオンのうち、「たくさんつぼみの付いたフキノトウ」に認定した。市企画課によると、市民チャンピオンでは初の分野。 南割の堺沢武司さん(82)が盆栽用に購入して育てた株を、十数年前に近くの農業男性(65)の畑に株分けした。堺沢さんによると、一つの株からまとまってつぼみを付ける品種。十数個付けた年もあったが、「これほど多いのは初めて」と驚く。堺沢さんが市民チャンピオンに申請した。 この冬は雪が多かっただけに、「春の訪れを実感する」と堺沢さん。男性は「生えた場所の土の状態が良かったのだと思う。旬の味をてんぷらにして食べるのが楽しみ」と喜んでいた。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧