長野オリンピック記念長野マラソン大会の実行委員会議は19日、長野市内で開き、コースの一部を変更して4月20日に開催する第16回大会の実施概要などを決めた。2000年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんが2年ぶりにスペシャルゲストとして参加し、一部区間を市民ランナーと一緒に走り、ゴールでランナーを迎え入れる。 今大会には国内外の一般参加と視覚障害者を合わせて過去最多の1万817人がエントリー。国内は45都道府県から申し込みがあり、長野県内のエントリーが全体の46%を占めた。このほかに国内外の招待選手や実業団選手が出場する。 大会当日はこれまでと同様に救護態勢に力を入れる。20キロ以降はほぼ1キロごとに、自動体外式除細動器(AED)を持ったサポート班を配置。さらにAEDを背負った自転車隊が4班でコース内を巡回するなど、万が一に備えて万全を期す。 コースは4カ所で変更があった。交通規制で影響を受ける沿線住民に配慮するとともに、曲がり角を減らしてランナーが走りやすいようにした。完走者には記念タオルのほか、今大会から完走メダルもプレゼントする。 招待選手は、2007年世界選手権大阪大会女子マラソン6位の嶋原清子選手(SWAC・佐久市)の出場が決まっている。嶋原選手は本紙くらし面「ラン・ラン・信州」筆者。そのほかの選手は顔触れが固まり次第、発表する。(長野県、信濃毎日新聞社)
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