任期満了に伴う上田市長選と市議選(定数30)は23日、告示される。市長選はともに無所属で、2期目の現職母袋創一氏(61)=下塩尻=と、前共産党市議の新人金井忠一氏(63)=国分=が立候補を予定している。投開票は30日。 母袋氏は県議3期、旧上田市長1期を経て4市町村合併に伴う2006年の新上田市長選で無投票当選。10年の前回選では新人2氏を破って再選された。行財政改革、市立産婦人科病院(緑が丘)開設などの医療再生に取り組んだとし、実績を強調している。 金井氏は市職員を経て1995年の旧上田市議選に立候補し初当選。旧市で3期、新市で2期を務め、厚生、地域医療再生特別の両委員長などを歴任した。市政の転換を主張し、市職員の活用や上田地域広域連合の統合ごみ処理施設の早期建設を訴えている。 自民党県連、民主党県連、公明党県本部、結いの党県第3区支部は母袋氏を推薦。共産党上小更埴地区委員会は金井氏の意向で推薦せずに同氏を支援する。社民党上小総支部は自主投票の方向。 市議選は定数が今回から1削減された。現職22人、新人15人の計37人が立候補を予定。党派別では民主1人、公明4人、共産4人、社民1人でほかは無所属。合併前の旧市町村別では上田市が25人、丸子町が6人、真田町が4人、武石村が2人。女性は現職の2人。 1日現在の有権者数は12万8905人(男6万2426人、女6万6479人)。(長野県、信濃毎日新聞社)
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