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王滝小を駐日スイス大使が訪問 校内の教育家ブロンズ像が縁

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 木曽郡王滝村の王滝小学校を13日、ウルス・ブーヘル駐日スイス大使が訪れた。同校には、子どもの教育に生涯をささげたスイスの教育家ペスタロッチの像がある。その縁で、児童が、大使に村のコメを食べてもらってPRにつなげたいという趣旨の手紙を送ったところ、訪問が実現。コメを味わうなどしながら児童と交流した。  ペスタロッチ像は、同村の彫刻家西川宗舟さん(故人)が1955(昭和30)年にコンクリートで作った。79年にブロンズで作り直され、今も校舎の玄関近くにある。  5年生の児童4人は5月から、同校近くにある佐口幸子さん(78)の田んぼでコメ作りに挑戦。9月に収穫した。児童は10月中旬、スイス大使に宛てて同校にペスタロッチの像があることや、大使に食べてもらって村のコメを有名にしたい―と手紙を送った。10日ほどして「訪問したい」と返事が来たという。  この日は同校で、佐口さんも交え「お米感謝の会」を開催。ブーヘル大使も加わった。児童が保護者らと作った五平餅やそぼろご飯を食べてもらったり、授業で作った映画を見てもらったりした。日本の山間部の学校を見たかったというブーヘル大使は「子どもはまじめで一生懸命。コメもおいしかった」と満足そうだった。  5年生の下出葵(したであおい)君(11)は「おいしいと言ってもらいうれしかった。今度はスイスに行ってみたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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