飯田市などの天竜川で川下り舟を運航している会社「天龍ライン遊舟」は22日、観光シーズンを迎えるのに合わせて安全祈願祭と川開きを同市龍江の天龍峡温泉港で行った。社員など約20人が今シーズンの安全を願った。 川下りのコースは天龍峡温泉港から下伊那郡泰阜村の唐笠港までの約8キロ。安全祈願祭に続いて出港した舟には、招待客の泰阜村の子どもらが乗り込み、川開きを祝って風船を飛ばした。 三遠南信道天龍峡インター(飯田市川路)から、天龍峡温泉港に近いJR飯田線天竜峡駅方面につながる市道(通称・天龍峡再生道路、1・1キロ)が昨年4月に開通。アクセスが向上したことから、社長の半崎信弘さん(51)は「より多くの人に来てもらえるよう、社員一同、安全運航をしていく」と話した。消費税率が上がる4月以降も料金(中学生以上2900円、小学生1450円、団体割引あり)は据え置くという。 川下りの定期便は昨年12月から1日2便だったが、4月1日からは同6便に増やす。(長野県、信濃毎日新聞社)
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