県は28日、ソチ五輪のフリースタイルスキー女子モーグルで4位になり、冬季五輪で日本選手最多の5大会連続入賞を果たした上村愛子選手(34)=北野建設=へのスポーツ特別栄誉賞の表彰式を県庁で開いた。ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで銀メダルの渡部暁斗選手(25)=北野建設=ら、ソチ五輪に出場したスキー、ボブスレー、スケルトンの県関係選手14人にはスポーツ栄誉賞を贈った。 現役最後の試合となった前日の全日本選手権で優勝した上村選手は、ソチ五輪日本選手団の公式ブレザーを着て出席。同五輪を振り返り、「初めて出場した長野五輪で精いっぱいの滑りをして気持ち良かったと感じた。それと同じ気持ちをソチでも感じることができた」と達成感を口にした。 表彰式には11人が出席し、阿部知事から賞状と記念品を受け取った。渡部暁選手は「まだ満足できるレベルではない。自分がどこまで強くなれるか追求していきたい」と、さらなる向上を誓った。 スポーツ特別栄誉賞は五輪・パラリンピックの2大会で金メダルを獲得した3選手が過去に受賞しているが、上村選手は五輪5大会連続入賞が評価された。県はソチパラリンピックのアルペンスキー男子スーパー大回転座位で2連覇を果たした狩野亮選手(28)=マルハン・長野市=にもスポーツ特別栄誉賞を贈る。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧