国連が定めた「世界糖尿病デー」の14日夜、長野市の善光寺などがシンボルカラーの青色にライトアップされた。糖尿病の予防啓発を目的に、県医師会などでつくる県糖尿病対策推進会議が企画した。県内のライトアップは5回目。 同会議は同日、諏訪市の諏訪赤十字病院で糖尿病予防の市民向け講演会を開いた。同病院の笠原寛・第1腎臓内科部長は「糖尿病は発症しても自覚症状が少なく、悪化して動脈硬化などの合併症を起こしてから受診する人が多い。こまめに健康診断を受けてほしい」と話した。 厚生労働省の推計では、国内の糖尿病患者数は1990年の約149万人から2008年は約237万人に増加。青色ライトアップは松本城(松本市)と諏訪大社上社本宮(諏訪市)でも実施された。(長野県、信濃毎日新聞社)
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