Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

ジオパークを紙上で一望 伊那市などがガイドマップ

$
0
0

 伊那市や市観光協会は、南アルプス林道や駒ケ岳(2967メートル)、仙丈ケ岳(3033メートル)のガイドマップを新たに作った。登山情報のほか、特徴的な地形や動植物なども掲載。貴重な地質や地形が見られる南アジオパークについて、市営南ア林道バスの利用者や登山者の理解を促し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のエコパーク登録に向けて豊かな自然をPRする狙いだ。  南ア林道バスの時刻表、駒ケ岳・仙丈ケ岳の登山ガイド、温泉宿泊施設「仙流荘」付近と北沢峠を結ぶ林道バス沿線(ジオライン)案内地図の三つを一つにまとめた。「(登山者が使う)ストック先端にはゴムキャップを」といった登山マナーの説明を新たに加えた。  また、険しい駒ケ岳に対し、丸みを帯びた仙丈ケ岳といった山の地形的特徴や成り立ちなどを図を使って解説。ライチョウ、ニホンカモシカ、シナノナデシコなどの動植物も写真で紹介した。  伊那市では、5月に南ア国立公園指定50周年記念式典が開かれる。市世界自然遺産登録推進室の担当者は「これからの50年のためにも、バス利用者や登山者に山岳環境のことを考えてもらいたい」と話している。  ガイドマップはA3判カラーで、折り畳める。5万部作った。南ア林道バス営業所や南ア長谷ビジターセンターに置くほか、ジオパーク関連のイベントなどで配る予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>