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飯山で国道崩れトラック転落、男性けが 飯山線が不通

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 1日午前4時ごろ、飯山市照岡の国道403号の一部が崩れ、走行していたトラック1台が崩落場所に転落している―と、トラック運転手の関係者から110番通報があった。トラックは長野市の運送会社の運転手男性(62)=長野市=が運転しており、駆け付けた岳北消防本部の署員らが約2時間半後に救助。男性は新潟県十日町市内の病院に搬送されたが、両足の骨を折る大けがを負った。  現場は千曲川沿いで、国道403号と並行して走るJR飯山線の桑名川駅から東に約500メートル離れた地点。飯山線も土砂崩落により、レールが宙づりの状態になった。県警災害対策室と飯山署によると、線路が長さ約27メートル、深さ約2メートルにわたり、国道が長さ約40メートル、深さ約2メートルにわたり崩落した。  県北信建設事務所(中野市)によると、現場付近の斜面からは大量の水がしみ出しており、「30日までの雨と雪解けで崩れたとみられる」としている。  長野地方気象台によると、飯山市の観測地点の1日午前4時までの12時間降水量はゼロ。3月30日、31日の降水量はそれぞれ29ミリ、9・5ミリ。同気象台は「注意報基準に達しておらず、それほど多い降水量とは言えない」としている。  土砂崩落の影響で、飯山線は桑名川駅を含む戸狩野沢温泉―森宮野原駅間で、1日午前6時すぎの始発列車から上下で運転を見合わせた。JR東日本長野支社によると復旧のめどは立っていない。国道403号も付近で全面通行止めになった。  飯山市内では、31日未明にも今回の土砂崩落の場所から直線で約8キロ離れた県道で長さ約20メートルにわたって土砂が路面に流出しているのが見つかっている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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