岡谷市出身のシンガー・ソングライターYuReeNa(ゆりーな、本名・武井友里奈)さん(20)=東京都=のオリジナル曲「きみのほっぺ」が、4月からNHKの音楽番組「みんなのうた」で流れている。都内などでライブ活動を重ねるゆりーなさんは「全国の人に聴いてもらえるチャンス」と、今後の活動への意欲を新たにしている。 「たいせつなもの まもりたいもの こんな近くにいるよ」…。「きみのほっぺ」は母親と赤ちゃんのお互いへの思いを表現したバラード。力強く、透明感のある歌声が印象的だ。 ゆりーなさんは4歳からピアノを習い始め、ダンスも学んだ。塩尻志学館高校(塩尻市)1年生の時、NHKのど自慢のチャンピオン大会に出場したのをきっかけに「自分を表現していきたい」とシンガー・ソングライターを目指すことを決意。高校を卒業し、2年前に上京した。 2012年秋、ライブに訪れたNHK関係者が「みんなのうた」で放送する曲の制作を打診。ゆりーなさんは、子育てなどで不安を抱える同世代の母親に「1人じゃないよ」というメッセージを込めて作ったという。 2日、岡谷市の実家を訪れたゆりーなさんは「これからも聴いてくれる人たちの心に温かさを届けていきたい」と話した。「きみのほっぺ」は5月までテレビやラジオで放送。今月30日にはシングルCDも発売され、県内では同市の笠原書店本店などで扱う。(長野県、信濃毎日新聞社)
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