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FDA、松本空港福岡線 14年複便化検討

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 フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の鈴木与平社長は14日、静岡県牧之原市で開いた記者会見で、現在6機の保有機体を2013年と14年に1機ずつ増やして計8機態勢に拡充する方針を明らかにした。その上で、県営松本空港(松本市)発着の現行1日1往復の福岡線を14年中に2往復に増やす「複便化」に向けて「来秋ごろから検討を始めたい」と述べた。長野県交通政策課によると、福岡線の複便化は、実現すれば1994年の松本空港ジェット化開港以来初となる。  福岡線はことし10月の利用率が85・9%に上るなど好調が続いている。会見で鈴木社長は福岡線について、同社保有のブラジル製小型ジェット機「エンブラエル」が8機になれば「1日2便も近い将来考えられる」との見解を示した。7機態勢になる見通しの来年の夏ダイヤ(3月下旬から)では、拠点の名古屋、静岡発着線の増便や新路線開設を優先するとした。  松本―福岡線の利用率は、FDAが2010年6月に松本空港に就航した当初、30%台と低迷していたが、その後、県や松本市と連携した九州地方でのPRが効果を上げ、観光シーズンには80%台を超えるようになった。鈴木社長は以前から「2便化できる可能性は高い」としていた。  一方、松本―札幌線について鈴木社長はこの日、取材に対し、冬場の利用低迷を課題に挙げて複便化には慎重な姿勢を示した。  会見では、格安航空会社(LCC)を意識した柔軟な運賃体系の導入に触れ「松本発着路線は感謝セールのようなできるだけ安い料金で利用してもらえる挑戦をしたい。例えば、北海道に1万円で行けるような」と説明。近く冬場限定の特別割引運賃を発表するとした。(長野県、信濃毎日新聞社)


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