星野リゾート(北佐久郡軽井沢町)は3日、4月下旬に始まるゴールデンウイークの休暇分散化で、通信教育大手のベネッセコーポレーション(岡山市)など4社と連携すると発表した。大型連休を避けて5月中旬に休暇を取得した4社の社員が、星野リゾートの施設を割安で利用できる仕組み。大型連休中の混雑や割高な宿泊料金を避けることで社員らの余暇を充実させるとともに、停滞していた休暇分散化の論議の活性化を図る。
連携するのは両社のほか、タクシー大手の日本交通(東京)、福利厚生事業のベネフィット・ワン(同)、保育施設運営のポピンズ(同)。割安利用は星野リゾート以外の4社の社員計約3400人を対象とする。
4月29日と5月5、6日の全3日間に出勤した社員は、代わりに5月12~14日の3日間を休め、10、11日の土日曜日を含めて5連休を取得できるようにする。星野リゾートは、これらの社員に対し全国32施設で1~2割程度安く宿泊できるプランを提供。ベネフィット・ワンが運営する会員専用宿泊施設を利用できるなどの特典もある。
5社は9月の連休などでも連携して、休暇分散化の取り組みを続ける予定。賛同企業も、来年のゴールデンウイークまでに100社に増やしたいとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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GW避けた休暇に特典 星野リゾート、ベネッセなどと連携
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