ラグビー日本代表の33人を含む約40人が7日朝、上田市菅平高原で春の強化合宿を行うため同市入りした。2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会への出場権を懸けた5月の「アジア5カ国対抗」に備え、合宿は11日まで行われる。上田駅前では、19年W杯日本大会のキャンプ地誘致を進める地元関係者や市民ら約50人による歓迎セレモニーがあった。
選手たちが駅前に到着すると、市民らは一斉に拍手で迎えた。母袋創一市長は「予選前の重要な時期に代表を迎えることができてうれしい。予選通過の報告を期待している」とあいさつ。菅平の雪の中で保存した約10キロのリンゴ2箱を広瀬俊朗選手(東芝)に手渡した。広瀬選手は「菅平でシーズンをスタートできるのはうれしい。良い報告ができるように頑張りたい」。上田市ゆかりの戦国武将真田幸村らに扮(ふん)する「信州上田おもてなし武将隊」が大きな旗を振り、菅平高原に向けて選手が乗り込んだバスを見送った。
日本はアジア5カ国対抗で優勝すればW杯イングランド大会出場が決まる。日本代表は、18年ぶりだった昨年に続く春の菅平入りとなった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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ラグビー日本代表が菅平入り W杯予選へ合宿
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