2014年ソチ冬季五輪カーリングで、日本の出場枠獲得のラストチャンスとなるパシフィック・アジア選手権(18~25日・ニュージーランド)に日本代表として出場する男子のSC軽井沢クラブと女子の中部電力が15日、東京・岸記念体育会館で記者会見し、「実力を出せば(世界選手権の出場枠獲得の)2位以上は狙える」(男子スキップの両角友佑)と決意を語った。 両チームは北佐久郡軽井沢町を拠点にし、この日の直前まで同町のスカップ軽井沢で合同合宿。両角は「最後の最後まで、氷上で練習できた。準備としては95%くらいのいい合宿になった」と納得の表情。サードの山口剛史は「作戦も、メンタル面も『攻める』にこだわる」と話した。 女子は、昨季のパシフィック・アジア選手権の惨敗から精神、体力両面での成長を実感。男子の「95%」を受けて女子の成果を聞かれた主将の市川美余とスキップの藤沢五月は、合宿中の練習試合で男子に勝ったことに触れ「女子は99%」と、笑いを誘いながら自信を見せた。 世界選手権や五輪への日本の出場権を得ても両チームが出場できるとは限らないものの、1998年長野冬季五輪のカーリング開催地だった軽井沢から同競技で初の五輪選手・チーム誕生という悲願も背負っている。 代表メンバーは次の通り。 ▽男子 スキップ両角友佑、サード山口剛史、セカンド清水徹郎、リード両角公佑、リザーブ清水芳郎 ▽女子 スキップ藤沢五月、サード市川美余、セカンド清水絵美、リード松村千秋、リザーブ佐藤美幸(長野県、信濃毎日新聞社)
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