Jリーグ2部(J2)松本山雅FCのアルウィン(松本市)での今季ホーム試合で対戦した相手サポーターの観光実態などを調べている松本市は19日、最終11日の大分トリニータ戦を含む6クラブのアンケート結果について詳細を公表した。自由回答では「山雅サポーターらの対応が親切だった」との声が目立った。 駐車場探しなど迷っている際に「山雅サポーターが親切に助けてくれた」、試合会場で「スタッフが親切で丁寧な対応に感動した」と評価する声が目立った。 市はこれまで、相手サポーターに向けて相手クラブのロゴや歓迎メッセージを入れたのぼり旗をホーム試合時にアルウィンに掲げてきた。またホーム試合の運営ボランティアをする「チームバモス」は今季、会場内の案内など細かな要望に応える相談係を新設。市観光温泉課は熱心な相手サポーターは毎シーズン訪れるため、「おもてなしで松本への印象が良くなり、口コミなどで誘客につながる」と期待している。 アンケートには大分の他、東京ヴェルディ、町田ゼルビア、FC岐阜、ファジアーノ岡山、ロアッソ熊本の各クラブのサポーター159人が回答。松本市内に宿泊した人は全体の34%の54人。松本城などを観光した人は59%の94人だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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