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犯罪被害者支援考える「つどい」 長野で初めて開催

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 県と県警、内閣府は19日、犯罪被害者週間(25日~12月1日)を前に「犯罪被害者週間国民のつどい長野大会」を長野市で開いた。つどい開催は県内では初めてで、約220人が参加。飲酒運転による事故で、2000年に7歳の長女を亡くした岩手県二戸市の大崎礼子さん(49)が講演し、被害者支援への理解を呼び掛けた。  大崎さんの長女は、集団登校の列に突っ込んできた飲酒運転の軽トラックにはねられて死亡。他に1人が死亡、6人が重軽傷を負った。大崎さんは事故が起きてからの事を振り返り、「周囲の『頑張って』『元気出して』という言葉が人ごとのように思えた。励ましの言葉ではなく、悲しみ、怒りを聞いてほしかった」と話した。  加害者の男性は業務上過失致死傷罪で懲役4年の判決を受けたが、大崎さんは「私たちからすれば殺人と変わりないのに、刑罰が軽すぎると思った」。被害者支援については「同じような被害に遭った時、どうしてほしいかを想像して支えて」と呼び掛けた。  「つどい」は内閣府などが06年から開催。加藤さゆり副知事は「まだ犯罪被害者への周囲の理解が足りない。必要な支援、配慮について理解を深めることが重要だ」とあいさつした。(長野県、信濃毎日新聞社)


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