長野市中曽根のボブスレー・リュージュパーク「スパイラル」で20日、コースの製氷作業が始まった。連日午後6時から午前3時まで作業し、25日の使用開始に向けカーブで約2センチ、直線で約5センチの厚さの氷を作る。初日は「結氷式」を開き、選手の活躍と安全祈願をした。 製氷作業は、氷点下20度の液体を流すパイプが埋め込まれているコース(総延長1・7キロ)に散水し凍らせる。作業員は滑走面にむらなく水をかけていた。 結氷式では、日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟の荒井久也専務理事が「(今季は)ソチ五輪のプレシーズン。スパイラルで多くの大会が開催され、アスリートがやって来る」とあいさつ。県連盟の内田秀人理事長は取材に「ソチ五輪の出場枠を増やすため、選手の頑張りを期待したい」と話した。 スパイラルでは12月にリュージュアジアカップ大会、全日本ボブスレー・スケルトン選手権大会などがある。(長野県、信濃毎日新聞社)
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