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佐久の商店街に通信制高校の拠点 来年4月「寺子屋塾」活用

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 佐久市岩村田の岩村田本町商店街振興組合が直営する学習塾「岩村田寺子屋塾」に来年4月、広域通信制の鹿島学園高校(本校・茨城県鹿嶋市)の学習拠点「佐久キャンパス」が開校する。同高校と同組合が20日、同塾で発表した。同塾の施設を活用し、同塾の講師も生徒の指導に当たる。希望があれば、生徒が商店街の催しに加わって手伝いをしたり、店舗で就業体験をしたりできるといった独自の取り組みも構想している。  寺子屋塾は、子育て支援と空き店舗活用策の一つとして同組合が2009年に開設。小学生の基礎学習を中心に始め、現在は小学生~高校生計約110人が通う。発達障害のある子どもの学習支援にも取り組んでいる。  鹿島学園高校は1988(昭和63)年に設立し、2005年に通信制の認可を受けた。現在、ことし4月開校の松本市の学習拠点を含め全国に130以上の「キャンパス」がある。佐久地方からの入学希望や問い合わせが以前からあり、開設を検討していたところ、今夏、寺子屋塾の取り組みを知り、同組合側に開校を打診した。  当面の募集定員は20人。生徒は、寺子屋塾の児童・生徒が来る前の時間帯、平日の昼間に勉強する。同高校が独自に雇う講師の他、寺子屋塾の講師2人も指導に当たる。必要単位などを満たせば高校卒業資格を得られ、他にも大学受験コースやパソコンコースも選択できる。  寺子屋塾の塾長で、佐久キャンパス長を兼ねることになった細川保英さん(56)=佐久市新子田=は「全日制とは違う卒業の仕方もある。地域の中で小さな自信を積み重ね、将来につなげてほしい」とする。問い合わせは同塾(電話0267・54・8339)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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