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投票率向上へ、ツイッターで投票呼び掛け

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 12月16日投票の衆院選で投票率を向上させようと、上高井郡小布施町などが若い世代に利用者が多いインターネット上の短文投稿サイト「ツイッター」で投票を呼び掛けている。気軽に閲覧できる特徴を生かし、詳しい情報を掲載した町ホームページのアドレスを紹介して選挙への関心も高めようという狙い。小諸市も活用しているほか、松本市などが利用を検討している。  「衆議院議員選挙の投票日は12月16日(日)クリ~」。小布施町の公式ツイッターは、町のキャラクター「おぶせくりちゃん」が「クリ~」の決まり文句でつぶやく(投稿する)設定。22日は職員が衆院選の選挙日程を投稿し、期日前投票所の場所や時間を詳しく説明した町のホームページアドレスを紹介した。  ツイッターは、スマートフォンなどから1回140字以内の短文を入力してインターネット上のサーバーに保存すると、原則として誰でも閲覧できるようになるサイト。投稿を読む人は「フォロワー」と呼ばれ、それぞれ登録したお気に入りの人や企業の投稿を継続的に読んでいるとされる。  同町は2010年4月に町公式ツイッターを開始。町のお知らせに使う他、選挙でも広報や行政無線と併せて利用してきた。フォロワーは現在7700人以上いるが、町行政改革グループによると、多くは町外在住者。担当者は「投票呼び掛けにどの程度効果があるかは分からない」としつつ、「キャラクターに人気があり、興味を持って見てもらえている」と話す。  過去の選挙では、フォロワーから「忘れず(投票に)行くよ」などとコメントが返されることもあった。今回の衆院選では21日に初めて選挙関連の短文を投稿。今後、投票日まで毎日投稿する予定だ。  小諸市も09年8月の衆院選からツイッターで投票を呼び掛けている。今回も投稿する方針で、公示日前後に期日前投票所や投開票の日程などを投稿する。市企画課は「投票率を上げたいというのが第一の目的。ツイッターは若い世代の利用者も多いので、情報を広めるには効果的」と話している。  県内では他に、松本市や飯山市、下伊那郡高森町なども今衆院選でツイッターの利用を検討するとしている。  法政大法学部の広瀬克哉教授(行政学)は、投票率向上の試みとして「従来通りの広報活動を続けている自治体が多い」と指摘。「若者の投票率が上がらない中で、これまでと違う方法で呼び掛ける試みは評価できる」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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