佐久市・北佐久郡区選出の県議、寺島義幸氏(59)=北佐久郡立科町=は23日、佐久市内で記者会見し、衆院解散で引退した民主党、羽田孜元首相の後継として3区から立候補すると正式表明した。「(秘書としても)薫陶を受けた孜先生の志を引き継ぐ」と説明。27日にも議員辞職願を県会議長に提出する。 寺島氏は選挙戦で訴える政策について「短時間で(出馬を)決断したので、細かな政策はできていない」としつつ、「景気、雇用対策が一番大事。子育て支援や、将来も安心できる社会保障政策にも力を注ぎたい」と述べた。 同氏は成城大卒。孜氏秘書を経て1991年の県議選で初当選。現在6期目で、2010年3月から11年4月まで議長を務めた。 会見には、党の世襲制限を受けて3区からの出馬を断念した元首相の長男、雄一郎参院議員、元首相後援会「千曲会」の佐藤圭司会長、元首相の綏子(やすこ)夫人も同席した。 長野3区では、いずれも新人の自民党木内均氏(48)、日本維新の会井出泰介氏(44)、共産党岩谷昇介氏(59)、みんなの党井出庸生氏(35)が出馬を表明している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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