日本維新の会が衆院長野1区に、「維新政治塾」塾生で医師の新人宮沢隆仁氏(57)=埼玉県越谷市=を擁立する方針を固めたことが23日、複数の関係者への取材で分かった。宮沢氏は長野市内の小中学校を卒業した。24日にも公認候補として正式発表される見通しだ。 日本維新の県内での擁立は21日に決めた2、3区の2新人に続き3人目。維新は各都道府県の中心部を含む1区を「象徴区」とし、擁立を重視していた。県内でも擁立を実現したことで、既成政党との対決色を強めるとみられる。 宮沢氏は順天堂大学医学部卒。現在、埼玉県内の病院に勤務している。維新は当初、1区で長野市の会社役員男性を擁立する方針だったが、男性の辞退で未定となっていた。維新は4、5区についても引き続き候補擁立を検討している。 1区には民主党前職の篠原孝氏(64)、自民党新人の小松裕氏(50)、共産党新人の武田良介氏(33)が立候補を予定している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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