BCリーグは26日までに、今季レギュラーシーズン(計225試合)の観客動員数をまとめた。リーグ全体の1試合平均観客数は昨季より17・0%減の710人にとどまり、5年連続減少。信濃グランセローズのホームゲーム観客数は1試合平均699人で6球団中3番目だった。リーグ全体の観客数は15万9812人で、4年連続で減少。今季より81試合少なかった2007年から10万人近く減った。 各球団のホームゲームの1試合平均観客数は、前後期とも上信越地区優勝した新潟が、今季限りで退団した高津臣吾・投手兼任監督の人気などにより17・0%増となったのに対し、他の5球団はいずれも減少。減少幅が一番大きかったのは石川の31・1%減、次いで信濃の25・2%減、群馬23・7%減だった。石川は前期で北陸地区優勝したものの「観客に楽しんでもらうような空間を球場につくりきれなかった」(石川球団)とする。 信濃のホームゲームの1試合平均観客数がリーグ平均を下回ったのは、09年に続き2度目。観客動員しにくい平日のナイターが昨季より2試合増えたことや、前期開幕6連敗を喫して早々と優勝戦線から遠のいた戦績も響いた。 リーグは今季初めて、DeNAファームとの交流戦をリーグ戦に組み入れ観客動員のてこ入れを図った。DeNAファーム戦(18試合)の1試合平均観客数が966人と一定の効果は表れたものの、全体の数字を押し上げるには至らなかった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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