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栄村の被災者、復興住宅へ入居 ようやく落ち着いた暮らしに

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 下水内郡栄村が昨年3月の県北部地震の被災者向けに造っていた震災復興住宅が完成し、26日から入居が始まった。応急仮設住宅に身を寄せる27世帯と、村内外に避難している3世帯が、本格的な降雪シーズンの前に引っ越す。この日荷物を運び込んだ住民らは「ようやく落ち着いた暮らしができそうだ」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。  完成した震災復興住宅は8集落に計31戸。いずれも3DKで、1棟に1戸か2戸が入る。築約160年の自宅が被災し、応急仮設住宅で妻と暮らしていた広瀬昇治さん(82)は「自宅に比べると狭いが、これでゆったり暮らせる」と話していた。  震災復興住宅の総事業費は約6億8900万円。下伊那郡根羽村、木曽郡大桑村、南佐久郡川上村が提供した木材も使った。同日村内で開いた完成式で阿部守一知事は「栄村の復旧、復興は本格的にはこれから。復興住宅の完成を一つの節目として皆さんと共に喜びたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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