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お船祭りの勇壮さ市民が体感 安曇野で実行委公募

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 安曇野市内各地に伝わる「お船祭り」を一般市民が体験する「オフネ祭りに参加しよう~オフネの担ぎ手大募集」が2日、同市豊科郷土博物館駐車場などで初めて開かれた。祭りをより多くの人に知ってもらおうと、市内各地のお船祭り保存会などでつくる実行委員会が、同館などで10月から開いてきた特別展を締めくくる催し。市内の15人ほどが参加し、同市堀金烏川の山(やま)神社に伝わるお船担ぎなどを体験した。  市内に40余りあるお船はほとんどが車輪のある山車の形だが、山神社のお船は唯一担ぐ形式で、4月に行う祭りの最後に斜面を転がす勇壮さが特徴。特別展のために同保存会が組み立て、同館敷地内に展示していた。  この日、法被に鉢巻き姿の一般参加者たちは、地元の岩原山神社祭典保存会員と共に高さ4メートル、長さ9メートルのお船を「わっしょい」の掛け声と太鼓の合図で同館西側の市職員駐車場まで担いで移動。その後、同保存会員が力を合わせて、斜面を転がすのをまねてお船をひっくり返す様子を見学した。  初めてお船を担いだという同市穂高東中教諭の小林淳基(じゅんき)さん(24)=豊科=は「伝統的な祭りが残っていていい。生徒たちに体験を伝えたい」。催しに先立ち、市教育委員会から市無形民俗文化財指定書を受け取った同保存会の山口寿三(としぞう)会長(50)=堀金烏川=は「お船を担ぐ珍しい祭りを参加者に実感してほしかった」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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