サイトウ・キネン・フェスティバル松本の若手演奏家育成プログラム「若い人のための『サイトウ・キネン室内楽勉強会』」の参加者による発表会が14日、松本市あがたの森文化会館であった。県内出身の2人を含む10人が、下高井郡山ノ内町の奥志賀高原で7~12日に行った合宿の成果を披露。金管楽器の華やかな音色に、約300人が聞き入った。 千曲市出身のトランペット奏者閏間(うるま)健太さん(22)と長野市出身のホルン奏者柳谷信(やなぎやまこと)さん(22)を含む、21~24歳の金管楽器奏者が出演。ドビュッシー作曲「月の光」など計10曲余を奏でた。 10人はオーディションで選抜され、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)のメンバーからレッスンを受けた。毎回、この発表会を聞きに訪れるという松本市の女性(65)は「若い演奏家のひた向きな気持ちが伝わってくる。ここで育った人たちが世界に羽ばたく姿を見るのがうれしい」と拍手を送っていた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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