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松川村で南三陸町の被災者と交流会

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 東日本大震災被災者が求める支援を仲立ちするインターネットサイト「必要物資・支援要求マップ」(田原大生(だいき)代表)に協力する中信地方の有志らが8日、同サイトを通じてもち米などの支援を受けた宮城県南三陸町の建設業佐藤健寿(けんじゅ)さん(49)との交流会を北安曇郡松川村で開いた。  このサイトは、被災者が支援してほしい内容を書き込み、それを見た人が連絡先に個別に協力を申し出る仕組み。昨年3月の運用開始からこれまでに約3千件の書き込みがあるという。  南三陸町の仮設住宅で暮らす佐藤さん。震災前の地域のつながりが薄れがちなため、連帯の輪を取り戻したいと考えた。もちつきなどの催しを思い立ち、サイトでもち米の提供を書き込んだ。長野県内や全国から1トン余の米や切りもち、臼やきねが寄せられ、昨年12月に町内の寺や仮設住宅、学校などでもちつき大会を開いたという。  8日、支援者に成果を報告したいと、松川村を訪ねた佐藤さんを囲む会がグリーンワークまつかわで開かれた。サイト代表の田原さんの母親で、運営に関わる富美子さん(59)=松川村北細野=ら大北地方や安曇野市の10人余が参加。佐藤さん持参のタコやホタテなどの刺し身を味わいながら懇談した。「支援は新しいコミュニティーづくりのきっかけになった。ありがたい」と佐藤さん。富美子さんは「支援者同士の横のつながりも広がり、いい機会になった」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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