上田市の上田駅前お城口広場にイルミネーションが２年ぶりに登場した。昨年は東日本大震災と東京電力福島第１原発事故の影響で中止されたが、ことしは市内の高校の美術班から初めてデザインを募り、４校が６点を応募。上田染谷丘高校の作品が採用され、地元ゆかりの戦国武将真田氏の家紋「六文銭」などが浮かび上がっている。
真田氏の甲冑（かっちゅう）「赤備え」や、繭をイメージした赤やレモンイエローなどの電球約１０万個を木に配し、上田らしさを表現した。同校美術班の大日方（おびなた）エイミーさん（１７）は「駅前に立ち寄った際は、表現しているものを意識して楽しんでほしい」。１１日に訪れた同市上田の自営業堀内文代さん（６４）は「また始まってうれしい。若い感性のデザインでいいですね」と話した。
イルミネーションは、２０１０年度まで１１年間は地元の総合ビル管理会社などの協賛で続けられ、本年度からは上田商工会議所、市商店会連合会などでつくる実行委員会が主催する。点灯は来年２月末までの午後５～１０時。（長野県、信濃毎日新聞社）
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上田駅前にイルミネーション ２年ぶりに復活
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