下諏訪で「松本零士展」始まる　原画など150点、9月17日まで

　「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道９９９」などの作品で知られる漫画家松本零士さん（７４）の原画など約１５０点を展示する「松本零士展」が１９日、諏訪郡下諏訪町のハーモ美術館で始まった。初日から大勢のファンが訪れ、宇宙や人類の未来をテーマにした壮大な作品の一端に触れた。 　松本さんの漫画家デビュー６０周年を記念して開催。１９７０年代に出版された漫画「宇宙戦艦ヤマト」の直筆原稿や、「ヤマト」に登場する戦闘機ブラックタイガーを精密に描いたアクリル画などが並ぶ。第２次世界大戦の戦場が舞台の作品も描く松本さんが、創作時に参考にした軍用ヘルメットや戦闘機の照準器なども展示している。 　１０代のころから「ヤマト」や「９９９」のファンという長野市の公務員男性（４７）は「リアルに描かれていてすごい」と原画に見入っていた。 　９月１７日までで、入場料は一般８００円、高校生以下４００円。８月２６日には松本さんのトークショー（定員１８０人）と、同館で松本零士展関連商品を３千円以上購入した先着１００人を対象にサイン会を開く。問い合わせ、トークショーの参加申し込みは同館（電話０２６６・２８・３６３６）へ。（長野県、信濃毎日新聞社）