南佐久郡南牧村の衆院選投票所7カ所のうち5カ所で、投票記載台に掲示した比例代表北陸信越ブロックの政党名一覧表から日本未来の党が抜け落ちたまま、16日の投票を始めるミスがあった。午前10時ごろ投票所の職員が気付き、同10時半ごろまでに正しい一覧表に替えたが、正しい一覧表になるまで有権者の1割余に当たる約300人が投票した。村選挙管理委員会が県選管に問い合わせた上で有効と判断し、同夜、通常通り開票作業を行った。 投票所は16日に設営。村選管によると、担当者が誤って作った一覧表と、県選管から送られてきた正しい一覧表の両方を各投票所に配り、いずれかを使うよう各担当職員に指示。誰もミスに気が付かないまま、5カ所の記載台計11台のうち、9台で誤った一覧表が使われた。期日前投票は正しい一覧表を使った。 公職選挙法は「投票記載所に届出政党等の名称を掲示しなければならない」と規定。県選管は「想定外だが、政党名を知る方法は記載台の一覧表だけではないため、投票は有効」と説明している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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