ファミマ、飯田で移動販売　みなみ信州農協運営

　みなみ信州農協（飯田市）とコンビニエンスストア大手のファミリーマート（東京）は１８日、同農協がフランチャイズ方式で運営するファミリーマートの２店舗目となる「ＪＡ天龍峡インター店」が２１日、飯田市川路にオープンするのに合わせ、同日から同店舗を拠点とする移動販売を始めると発表した。 　同社は現在全国７カ所で移動販売を展開しており、県内では今回が初となる。店舗から近い市内の山間部などを回り、買い物に出向きにくい高齢者らに販売する。 　同農協や同社によると、移動販売に利用する軽トラックは冷蔵・冷凍設備を備える。名称は「ミニファミ号」。弁当やおむすび、サンドイッチ、調味料、乾電池などの日用品、同農協の野菜や果物など計約１５０種類の商品を扱う予定だ。 　月―金曜の午前１０時～午後８時の時間帯のうち約７時間、市内の川路、三穂、龍江、上久堅、千代の５地区の駐車場や広場などで営業する。要望に応じて個人宅も回る。 　同農協は、同社と６月にフランチャイズ契約を結び、３年以内に飯田下伊那地方に１０店舗を出店する計画。同農協組織広報課は「今後、他の店舗でも移動販売をやっていきたい」としている。（長野県、信濃毎日新聞社）