須坂市動物園で、世界最大のネズミとして知られる南米原産のカピバラのために、土日、祝日限定でお風呂が用意されている。のんびりとお湯に漬かる姿が、来園者の注目を集めている。 カピバラは雌の1匹で、名前は「華(はな)」。8月に園にやって来た。園は午前10時半と午後2時からの2回、お湯を沸かしてプラスチックの容器に入れる。華は毎回約30分、ゆっくりとお湯に漬かる。「カピバラ温泉 華の湯」と銘打ってPRしている。 担当飼育員の小林正和さん(36)は「カピバラは寒さには決して強くない」と説明。「いつもは警戒心が強いのに、お湯に入っているときはとても無防備。ぜひ見に来て、ほんわかした気分になってほしい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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