中信地方の中高生でつくり、松本市を拠点に活動するジャズバンド「ザ・ビッグバンド・オブ・ミュージックトイズ」は24日、社会人バンドなどとの合同演奏会を松本市のまつもと市民芸術館で開いた。約700人の聴衆が息の合った演奏を楽しんだ。
同バンドは2005年結成。この日は受験で休団中の約20人を除く39人が登場した。大音量でスピード感あふれる旋律を響かせたと思えば、トランペットの独奏が切なげな音色を奏でるなど幅広いレパートリーを披露。聴衆は1曲ごとに歓声と拍手で応えた。
舞台の最後には、同バンドの経験者でつくるバンドと、地元社会人のジャズバンド「ジョイスウィング・ジャズ・オーケストラ」と一緒に、約70人による迫力の演奏を披露した。
中高生バンドのバンドマスターで松本蟻ケ崎高校2年の赤羽真夕(まゆ)さん(17)は「出場メンバーの半分が4月に入団したばかり。まとまった演奏になるまで時間がかかったけれど、お客さんがよく乗ってくれて良かった」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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