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「羽広獅子舞」後世へ 400年の伝統 映像収録

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 来年で発祥から400年とされる伊那市指定文化財の「羽広(はびろ)獅子舞」を後世に伝えようと、同市西箕輪羽広区の保存会が24日、市生涯学習センターの舞台で舞を映像に収録した。約40人が見守る中、雌雄一対の獅子による「阿吽(あうん)の舞」などを会員が熱演した。  獅子舞は1613(慶長18)年に始まったとされる。毎年1月、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を願って地元の仲仙(ちゅうせん)寺で阿吽の舞を奉納後、雌雄が分かれて地区の世帯を回る。保存会は羽広区の全230戸でつくり、400周年に向け、約30人が2月から月2回の練習を重ねてきた。映像化は400周年記念行事の一環。DVDにして各世帯に配り、練習用教材として役立てる。  この日は動きが分かりやすいよう、勇壮な雄獅子と静かな雌獅子が別々に舞った後、雌雄が呼吸を合わせて舞った。公開は数年に一度という「鍾馗(しょうき)の舞」も披露した。  阿吽の舞の獅子頭役は、男性が生涯に1回だけ務めることができる。来年の雄獅子を担当する鈴木真吾さん(33)は「子どものころから、いつかやるだろうと思っていた。先輩から教わった成果を発揮したい」と話していた。  来年は1月13日、仲仙寺の他に集会所などでも阿吽の舞を披露。4月には地区公民館で記念式典を予定している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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