衆院選長野3区に日本維新の会から出馬、落選した公認会計士の井出泰介氏(44)=東京都文京区=は26日、信濃毎日新聞の取材に対し「衆院選でも3万票近い票(2万9905票)をいただいた。チャンスがあれば参院選に挑戦したい」と述べ、来年夏の参院選県区(改選定数2)への立候補に意欲を示した。 維新は26日夜、衆院選で落選した公認候補を大阪市の党本部に集め会合を開催。井出氏も出席した。同氏によると、維新側は、全国に地方組織を設け参院選に備える方針を伝えた。同氏の党県第3区支部長など落選候補の各衆院支部長の肩書は16日の投開票日付で効力を失ったとの説明もあった。 井出氏は会合後の取材に「自分にとって最も近い(国政への)取っ掛かりが参院選。(みんなの党など)第三極同士の調整など課題はあるが、前向きな気持ちだ」とした。 一方、維新の今井豊副代表は取材に「候補擁立は最終的には党本部が決める。意欲イコール擁立ではない」と説明。衆院選の各選挙区の結果を分析し、「勝てる候補かどうか厳しく見極める」とした。(長野県、信濃毎日新聞社)
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